大山北壁 弥山東稜

2013年2月10日〜11日
日置(記録)・坂地

 2/9夕方発で今回は弥山東稜へ行って来ました。
昨年は西稜だったので「多分似た様なルート?」と想定。
何時もの如く「ややナメて?」・・・・の開始です。
ネット情報では早い人は4〜5時間と記されて居ます。
装備を着けた後、カメラを探す。が、見当たら無い??
前日に槇尾山で使った。最後は滝に氷、珍しいので滝と私を本田さんに撮って貰った。
その後 天ふたのフックに引っ掛けて収納したが・・・
倒木で道が塞がれた箇所が2〜3有り、その下を無理に通過して来た。引っ掛かった事も覚えて居るが強引に進んだ!!。
その時紐が切れ、落としたに違いない!!残〜念!!
 北壁今回の天候はイマイチ・・曇天、しかし温度は超低温 店前に出て有る温度計は−20℃(合って居るのカナ?・・・)。元谷から見上げる壁は半分以上がガスの中‥‥。
1、3、5〜は坂地さん、偶数ピッチは日置で進行開始。

写真では余り立って居ない様に見えるが核心部は70度位の雪壁。三点支持で何とか!!進みます。二点に成ったら間違いなく落下デ〜ス
その上、支点は20m前に細枝で取ったまま・・・。
結構ムズイ!!。必死で一歩ずつ延ばす・・・・・。視界は段々と悪化、風も強く成る!!‥‥。
ソンナこんなで通常の2倍の位時間が掛かり山頂稜線に着いたのは5時ころ‥‥
風は強さを増して来る。ガスで視界が利かない。よって『現在地』が確定出来ない。
取りあえずロープを付けたまま「小屋」を捜すが発見出合ず・・・
道標の杭頭を発見、但しこれが小屋を通り過ぎた後なのか?まだ至って居ないのか?
その見当が着かない。風はますます 強さを増す・・・
暗く成って来る・・・。余り動き回って、体力低下を招く前に小屋は諦め「ビバーク」しようと言う事で決。   視界はヘッタン範囲、設営適地探しすら難しい!!。
今居るこの斜面、先は少し下で終わっているのか?。それとも崖に成り切れ落ちて居るのか?
それすら‥・分からない。風下と思われる(=時夕風向も変わる)緩斜面にビバーク穴を掘る。
頂上近辺は、積雪下は半氷と成って居り、中々はかどらない。
遵具はピッケル、高所/低温の為か?直ぐ疲れる。交代で2人が上半身隠れる位の只を掘り、
取りあえずツェルトで蓋をする。  と‥・言っても強風で中々上手く張れない。
←耐風姿勢で無いと体が持って居かれる位の突風もアリ。風速30m位?、ノヤもっと有るカナ
バイル2、ピッケル2、スノーバー3で何とか固定して風、雪は9割方遮る事が出来た。
ツェルトは1枚布状なので継ぎ目として居る所(出入り口)からの吹込みがすごい。
しかし腰を下ろし「ホット」すると、張り直しや補修に行く戦力?はもう無い!‥‥
風音は超暴風 風速50m??にも感じる。トイレしたいが、こちらも戦力?必要‥‥
我慢しょウ〜っと‥づ。持ち合わせの衣類を全て着込む。
ツェルトの継ぎ目は靴(足で押さえて)風雪入りを防いで居る。少し気を抜く(ウトウトする)と、足元近辺は雪で覆われて居る。冷た〜しりで目が覚めるに−20℃位?‥‥。
ポットのお湯は水温近くまで下がり ペットボトルの水は100%硬氷に変わって居る。
狭い穴。体勢が変えずらく 腰が痛〜い。マ〜厳冬期ビバークはこんなモンだろう‥‥?。
風雪が遮れるだけ益し!!。無理して「こんな風雪の中、彷徨って居たら=死ぬんだろうな〜」
と予想出来る雰囲気デス。 ほとんど眠れなかった が  明るくなって来た。
こんな日は「登山者も来ないだろう」と思って居たら、人が現れた??。小屋で泊まって居た
人達だ。聞くと1分も下ると小屋有るよ‥と言われた。
遭難事例に小屋から○○mの所で‥‥死、などの記を見た事が有るが、分かる様な気がする。
今回は厳冬期ビバークと言う体験が出来た事が「収穫?」だった。と思っています。
なかなか出来ない?「本番体験」と言う意味で(>_<)。
→大山の帰り槇尾山経由でカメラ捜しに(結果二日後)行きましたが発見出来ませんでした。(>_<)